更年期障害 パニック症状
更年期には、原因不明の不安感や鬱といった不安定な感情や、急に動悸がしたり、全身に汗をかいたりといった不定愁訴がよく起こります。
しかし、一方でパニック障害といわれるものもこれと似た症状ですよね。
突然起こる不安感、心臓のドキドキ、大量に噴き出す汗・・・
これらには関連性はあるのでしょうか?
また、上記のようなパニック症状が起きた場合、更年期障害の一つと考えたらいいのでしょうか?
それとも、普通のパニック障害?・・・・これらの見分け方などについて、まとめてみたいと思います。
パニック症状の発生原因と関連性
更年期における諸症状は、加齢による卵巣機能の低下に伴う女性ホルモンの乱れが原因で起こります。
女性ホルモンが乱れることによって、自律神経のバランスが狂い、制御不能な状態に陥ってしまうわけですね(^^;)
一方、パニック障害は、更年期とはちょっと異なり、脳の誤作動が原因で起こるといわれています。
いわゆるパニック障害と更年期にみられる不安感・ドキドキ・大量の発汗といった症状は、似ているようでも違うもの・・・というわけですね。
しかし、、この2つには、「精神状態を安定させるセロトニンが不足している」という共通点も存在するようです。
セロトニンは、「幸せホルモン」ともいわれる脳内物質。
これが不足しているということは、直接の発生原因は異なるかも知れませんが、パニック障害と更年期の乱れた感情は相互に関連しているとも考えられるようですね。
つまり、更年期障害とパニック障害は、相互に誘発原因となって引き起こされることもあるということなのです。
もともとパニック障害を持病で持っている人は、更年期にもホルモンバランスの乱れがきっかけで起こる可能性もあるので、気をつけなければいけませんね。。。
更年期障害とパニック障害の見分け方は?
この2つの違いは症状から見分けることは難しいようですが、一つの目安として年齢が考えられます。
20代で更年期の症状・・・というのは考えにくいですもんね(^^;)
とはいえ、更年期は個人差のある問題なのでプレ更年期というものが考えられ、年齢は確実な目安にはなりません。
故に、血液検査をしてホルモン濃度を測るのが確実な見分け方になりますね。
この点については、病院を受診すると検査から明らかになりますので、あまり心配されないでくださいね(*^-^*)
肝心なことは、辛い症状を我慢せずに和らげてあげることです。
エストロゲンが不足することによる更年期障害ならエストロゲン様の働きをする成分を補給してあげれば楽になりますし、何が原因かわからない、若しくはどうしたらいいかわからないといった場合には、しかるべきところに相談に行くのが一番解決への近道になります。
「対処方法がわからない」「いつ起こるか不安」などご心配な点がある場合は、ぜひ内科等で医師に相談してみて下さいね(#^.^#)
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